「文春砲」の木原氏沈黙破る 「魚屋のおっチャンネル」に出演 財務省には苦言も

ユーチューブに出演する(左から)木原氏と平氏、生田氏(「魚屋のおっチャンネル」から)
ユーチューブに出演する(左から)木原氏と平氏、生田氏(「魚屋のおっチャンネル」から)

岸田文雄首相の最側近で、内閣改造に伴い退任した木原誠二前官房副長官がユーチューブ番組に出演し、話題になっている。7月以降、親族に関係する問題で週刊文春の追及を受け、沈黙を守ってきた木原氏だが、動画では官房副長官時代を振り返ったほか、改造内閣の顔ぶれや「減税」についても言及した。

木原氏は19日、マグロ仲卸業を営む生田与克(よしかつ)氏のユーチューブチャンネル「魚屋のおっチャンネル」に自民党の平将明衆院議員とともに出演した。

木原氏は番組冒頭、「視聴者のみなさんにはご心配もご不安もお与えしましたけど、真摯に反省すべきものは反省してしっかりやっていきたいなと思っています」と述べた。官房副長官時代について「(岸田政権の)船出の2年間をやるのは非常にありがたいことだった」と振り返った。

注目する新閣僚について聞かれた木原氏は、「上川(陽子)さんは英語も堪能だし、ハーバードも出られて、あと木原稔もね」と言及。平氏に「いい方の木原さん?」とジョークを飛ばされ、「それは…。今の俺に否定のしようもないけど…」と応じ、笑いが巻き起こる一幕もあった。

党の幹事長代理と政調会長特別補佐のポストに就く方向と伝えられている木原氏は、古巣の財務省について「税収が増える時代に入って、予算をバンバン使う時代に入っている。(財務省の)役人は俺の同期も含めてそういう経験がない」と苦言を呈した。さらに「デフレからちょっとインフレに入ったところで、また絞っちゃうから。今はバンバン使う時なんですよ。使うだけだとあれだから(法人、研究開発など)減税する時ですよ」と強調した。

木原誠二氏、退任も異例の処遇へ(zakzak)

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