渋谷区長 “ハロウィーン目的で来ないで” 海外にも呼びかけ

今月31日のハロウィーンを前に、東京 渋谷区の長谷部健区長が日本外国特派員協会で会見し「雑踏事故の危険があるのでハロウィーン目的で渋谷駅周辺に来ないでほしい」と呼びかけました。

長谷部区長は、5日午前11時から行われた会見で「例年、ハロウィーンの期間には国内外から多くの人が渋谷駅周辺に来訪するが、ことしはハロウィーン目的で来るのは考え直してほしい」と呼びかけました。

渋谷駅周辺では、毎年ハロウィーンの時期に大勢の若者や外国人が集まってトラブルや雑踏事故が起こる懸念があり、ことしは新型コロナの5類への移行後、初めてのハロウィーンになるため区は警戒を強めています。

長谷部区長は先月、渋谷区役所でも会見を開き、ハロウィーンの時期に渋谷駅周辺に来ないよう呼びかけましたが、ことしは多くの外国人観光客の来訪が予想されることから、海外メディアを通じて改めて来訪の自粛を呼びかけました。

長谷部区長は「昨年までとは比べ物にならない人混みが予想され、雑踏事故やトラブルの急増が懸念されるので強い危機感を持っている。渋谷はハロウィーンイベントの会場ではないということを世界に明確に伝えたい」と述べました。