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石川県の馳知事は21日、福井市で開かれた中部地方の9県1市による「中部圏知事会議」で、深刻化する労働力不足の対策として「そろそろ移民政策にかじを切る段階だ。移民法の制定を強く主張したい」と述べ、移民受け入れに向けた法整備の必要性を強調した。
馳知事は会議後、報道陣に対し、「地域を回っても、人手不足は深刻だ。女性や高齢者の活躍支援などで努力しても、物理的に足りない」と述べた。その上で「外国人労働者は世界中で争奪戦になっている。法律に基づいて、国として丁寧に受け入れる姿勢を示すべきだ」と強調し、移民政策導入を巡る議論を政府や国会に求める考えを示した。
「地方からこそ、政府や永田町に伝える必要がある。あらゆるチャンネルを通じ、議論の口の端に乗せたい」とも述べ、国会議員時代の人脈も生かして議論を後押しする意欲も見せた。