ソニア・セラピューティクス 23.5億円のシリーズB資金調達のお知らせ

ソニア・セラピューティクス株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役社長兼CEO:佐藤亨, 以下「当社」)はこの度、次世代型超音波ガイド下強力集束超音波(HIFU: High-Intensity Focused Ultrasound)治療装置(開発コード:Suizenji)の切除不能膵癌に対する無作為化比較試験および事業化を目的に、既存株主及び新規投資家を引受先とした第三者割当増資により、総額23.5億円のシリーズB資金調達を実施致しました。これにより、これまでの当社の累計調達額(助成金含む)は約31億円となりました。

【本ラウンドにおける投資家一覧】(順不同)
新規投資家(6社):ニッセイ・キャピタル株式会社、日本グロースキャピタル投資法人、大和企業投資株式会社、りそなキャピタル株式会社、株式会社Carbon Ventures/株式会社QRインベストメント、JA三井リース株式会社

既存投資家(5社):株式会社ファストトラックイニシアティブ、SBIインベストメント株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ、肥銀キャピタル株式会社

【ソニア・セラピューティクス株式会社代表取締役社長兼CEO佐藤亨のコメント】
昨年のシリーズAに引き続きご支援頂いた投資家の皆様、および当社のビジョンに共感して頂き新たにご参画頂いた投資家の皆様に深く感謝申し上げます。今回調達した資金は、膵癌の国内治験および海外展開を含めた事業拡大に充当して参ります。そして、当社のビジョンである“音響工学(超音波)でがん患者さんに新たな未来をもたらす”を一日でも早く実現するよう社員一同鋭意努力して参ります。

【株式会社ファストトラックイニシアティブ 木村紘子氏のコメント】
Series Aに続き、今回も追加投資をさせて頂きました。同社はビジョン達成に向け、設立以降、機器開発及び臨床開発の準備、体制構築を着実に進められて参りました。今後は臨床試験、承認・販売に向けた事業体制の構築が本格化しますが、日本発の画期的医療機器の、グローバルでの臨床実現事例となることを心から期待すると共に、「いのち」と「くらし」に貢献するキャピタルである弊社として、引き続き支援して参ります。

【ニッセイ・キャピタル株式会社 井本潤一氏のコメント 】
ソニア・セラピューティクス社が開発するHIFU治療装置は、難治がん患者にとって新しい治療方法の選択肢となることが期待されるため、ご出資させていただきました。今回、佐藤CEOを始めとした専門家チームの更なる挑戦にご一緒できることを嬉しく思うとともに、膵癌をはじめとした難治がんに対して画期的な治療方法を1日も早く世に生み出すことで、社会に大きく貢献されることを期待しております。

【野村スパークス・インベストメント株式会社 秋田一太郎氏のコメント 】
当社は、ソニア・セラピューティクス様が合理的な資本配分により、早期発見が困難で完治率が低い膵臓がんの領域におけるHIFU治療の地位を国内外で確立し、また他のがん種へと展開することによって中期的な成長を実現することを期待しています。

野村スパークス・インベストメント株式会社は、日本グロースキャピタル投資法人の資産を運用する資産運用会社です。)

【ソニア・セラピューティクスについて】
当社は、東京⼥⼦医科⼤学、東北⼤学、東京医科⼤学で築かれた技術と臨床的ノウハウを活かして次世代型超音波ガイド下HIFU治療装置を開発すべく、2020年2 ⽉に設⽴されました。HIFU治療は、低侵襲のため体の負担が少ないこと、また放射線被曝が無く繰り返し治療ができることから、がんに対する新たな治療法として期待されています。当社は、そのHIFU 治療装置を難治がんの⼀つである膵がんへの新たな治療モダリティとして開発を進めています。

以上