オミクロン対応ワクチン2回目接種 「自費で任意も」自民PTで議論
自民党の新型コロナウイルスワクチン対策プロジェクトチーム(座長=古川俊治参院議員)は2日、オミクロン株対応ワクチンの2回目以降の接種について議論した。古川氏は、原則自費による任意接種とすることも選択肢だという考えを示した。
オミクロン型ワクチンは現在は無料の公費接種の対象だが、2回目以降を実施するかは決まっていない。
古川氏は会合後、オミクロン株は感染しても重症化するケースが少なくなったことに言及し、2回目以降を実施する場合には「(季節性)インフルエンザと同じで任意接種になっていく」との見解を記者団に示した。重症化リスクの高い高齢者などは引きつづき公費接種の対象となる可能性に触れつつ、「これだけうたない人が増えている状況では、国で(公費接種で)やっていく意味があるのか」などと述べた。公費接種をやめる時期として、来年3月末が一つの案だとした。
オミクロン型ワクチンの接種間隔は3カ月で、接種対象は2回接種を終えた12歳以上のすべての人だ。政府は「第8波」にそなえ、できるだけ年内に接種するよう呼びかけている。(神宮司実玲)
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