菊川・文化拠点「みる」26日オープン 若者ら運営、交流の場に
菊川市の菊川駅南商店街の空き店舗に26日、文化拠点「みる」がオープンする。若い世代が運営し、読書ができる空間を提供したり、屋台で市内産の和紅茶を使ったチャイを販売したりする。
名前は方言「みるい」に由来する。主催するのは市内などで文化活動を行う野ノ編集室(東京都)。代表の工藤大貴さん(30)は「誰もが理由なくふらっと立ち寄ることができ、多世代、多国籍の人が交流する空間にしたい」と語る。
運営メンバーの大学生落合奏楽(そら)さん(19)=同市富田=は「若い人と高齢の人が自然にあいさつを交わす菊川のまちが好き。みるで市内外の人と交流できれば」と話した。
コンセプトは街のリビング。おもちゃ屋だった店舗を改装して、机や椅子を置き、くつろげる場所を目指す。特に、本のある空間づくりに取り組むため、読み終えた本を寄贈してくれる人を募集している。26日午前10時から午後5時まで寄贈を受け付ける。8月の開店日は26、27日。9月以降は週2日程度開店する予定。
(掛川支局・伊藤さくら)